2008年02月26日

大学の迷走

≪少子化と生涯学習≫
大学経営における少子化問題と生涯学習は別の時限のものであった。
しかし、いつの間にかすり換えられてしまった部分が出ていると思われる。
生涯教育を唱え、社会人入学枠を作ったのは単に一般学生数の補填でなかったはずです。

≪社会人入学のレベル≫
1次ベビーブーマーの時代の社会人入学者は、一般学生と競って入学してくるために知識レベルは高かった。
当然、社会知識も豊富であったし、懐具合も良かったので若い学生からは人気があり尊敬もされていた。
現在、ほとんどの大学が社会人に対し特別枠という入試方法を持って、優遇している。
そのため、これが大学生・大学院生というレベルも出てくるが、口だけは達者でやり込められてしまうのが現状。

≪中途採用の時代の学歴≫
中途採用が増え、年齢の4年や5年の遅れのハンディの壁がなくなりつつある。
我々の時代は2浪迄で、3年浪人をすると民間企業への就職が一般には不可に近かった。
りクルート用の社会人入学を活用した学習よりも学歴作りの時代の感はいがめない。
これも私学であったら経営上理解はできるが、国公立はちょっと違うと思うんですが・・・・

≪日本の大学が100減予想≫
気がついたら自分の母校がなかった!大泣き
約600あるといわれている大学・短大が500以下になる日が近い。
ひょっとすると、それ以上の大学が閉学や合併になると思われる。
反面、人気のある大学は学部増設を行い学生数を増やしていく方向にある。
有名な巨大大学が生まれるということになるかも。
米国でも学生数4~5万人という大学はかなりあります。
  


Posted by 三橋 at 09:17Comments(0)