2010年01月05日

老舗のまゆつばの時効話

≪栄枯盛衰の歴史の中で≫
大型百貨店の売上げが業界トップを落ちてから時が経ったような気がする。
新しい流通・物販システムと店舗が拡大しパイの分配は減ったのか、不景気・少子化が原因か、その他かは知らない。
ともあれ、三越という老舗のイメージは私の記憶から消えない。
我々人間は、常に記憶の中で比較するのが好きであるし、生まれ持った相かもしれない。
今日のノレンの景観は50年前の東京日本橋三越のノレンを見て以来の印象深いことであった。
若い世代は、大手有名百貨店の前進が呉服屋さんだったことも知らない人が多いかも知れない。
私の子供時代の記憶は、映画・TVにでてくる悪代官と出入りの呉服屋さんの「越後屋、お主も悪じゃの・・・・・」がある。
≪時効となる従兄弟の話として≫
40年程前に暮れのセールで呉服コーナーに展示してあった一番安い7万円の着物が残ったので、担当者に無断で従兄弟と大学の先輩の店員が0を1つ増やして70万円にしたら直ぐ売れてしまった。後で上司に怒られ、客宅へ侘びに行って品物を引き取ってきたという話を聞いた事がある。当時の慶応ボーイ達のジョークが起こした事件のようでした。それほど老舗のイメージが価格を作っていたという笑い話です。
また、三越の買い物バックと包紙が重用されていたのでそれを外商部からまとめて持って行って、銀座のバーで一杯飲ませてもらったと彼から聞いた事がある。誰かが贈答用に三越のノレンでリニューアルしていたととになりますね。今のあるのかな。
昔、三越は慶大OBでないと出世できないと言われておりましたが今はどうでしょうか。因みに仙台の支店長は早大OBで私の千葉県の高校の後輩です。多忙か嫌われているのか最近は会ってもくれません。「越後屋、ワシはそんなに悪ではないぜよ!」。
就職活動の皆さんも社会というもののご参考に。
  


Posted by 三橋 at 05:31Comments(0)