2008年02月23日

樹氷と温暖化と酸性雨

≪やっぱり日本もここまで≫
今日の朝のニュース、夕のニュースで同じ蔵王の樹氷の危機を放送していました。
蔵王の樹氷発見の紹介が1914年と聞いてビックリです。
こんな素晴らしいものが90年ちょっと前まで、日本人自身が知らなかったとはショックでした。
それよりも最近の状況に戸惑ってしまいます。
(写真は、山形観光協会HPから)
樹氷と温暖化と酸性雨
樹氷と温暖化と酸性雨
≪暖冬と酸性雨問題≫
山形大学の先生の今日の分析に状況に驚きです。
1970年代前半と比べると氷結期間が4ヶ月間から2ヶ月間に半減している。
その雪には窒素酸化物,硫黄酸化物がかなり濃く含まれている。
原因は、中国の石炭燃焼のから生まれる排気バスの偏西風による日本への上陸が言われています。

≪酸性雨の原因≫
酸性雨の原因物質には工場、火力発電所、自動車の排気ガスに含まれる窒素酸化物,硫黄酸化物などがあげられるそうです。また、これらの物質は火山灰などにも含まれますが、やはり排気ガスなどが大多数を占めているそうです。

≪ドイツ調査の経験≫
10数年前から酸性雨が問題になっていたドイツの森林を調査に行きました。
都市と観光地をつなぐ高速道路周辺の森が酸性雨で枯渇が進んでいました。
この時の原因は、車の排気ガス(特にディーゼルエンジン車)が主原因でした。

≪日本への空気汚染の憂い≫ 
僕は大分前から2つの問題を想像していました。しかし、こんなに早く変化があるとはとは想像できませんでした。
1.中国の工場が排気ガスが原因
2.北朝鮮の原発事故が原因
日本ほどいやらしい国を鼻先に持っている国はない。(汚染公害のたれ流しや危険原発汚染の危険性)

≪偏西風≫
赤道付近と南北両極の気圧差、および地球の自転(コリオリ力)によって発生する風。成層圏界面近くのをジェット気流と呼んだりもする。などなどと説明はありますが、これは専門家にお任せ致します。
観光に関わるところでは航空機の運行に密接な影響を持っています。
【簡単な質問です】
1.仙台から大阪までの新幹線の行きにかかる時間と帰りにかかる時間はどれだけ違いますか?
2.仙台空港から大阪(伊丹)空港までの飛行機の行きにかかる時間と帰りにかかる時間はどれだけ違いますか?
3.仙台空港からホノルル(ハワイ)空港までの飛行機の行きにかかる時間と帰りにかかる時間はどれだけ違いますか?
はい、分かりましたね。これが答えです。

≪第二次大戦中の話≫
昭和19年の冬(1944年)の事。お年寄りでしたら戦時中に日本陸軍が千葉県・茨城県・福島県から冬の偏西風に乗せて米国を攻撃した風船爆弾というのを覚えていると思います。
また、海には海流という地球の水の流れもありますが、それはその機会にでも。




Posted by 三橋 at 00:01│Comments(0)
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