2007年07月09日

温泉事故は偶然か

温泉学会からの発信。
東京都渋谷区の温浴施設「シエスパ」で大変不幸な事故が起こりましたが、早く規制を整備しない再発の恐れがあります。
最近、温泉掘削技術が進歩して、街中でも1000メートルから2000メートルの掘削が可能になってきました。

街中のスパ建設が目に付いてなりません。
温泉も石油と同じく地球の一つの天然資源です。無限ではありません。
地球のどこかでは、枯渇している温泉が毎日出ても不思議ではありません。
日本では、2000メートル掘るとどこでも温泉が出るといわれています。
しかし、出る温泉水が熱泉か冷泉かによってビジネス状況は変わってきます。

環境省に温泉学会からパブリックコメントを提出します。
  1)温泉の湯質変化への合否対応策
  2)温泉質の湯殿での検査数値の公表

環境省の温泉事業知識のレベルは。
温泉街の源泉や掛け流しの宿がなくなるのではないかと、かなりの温泉地や宿で大騒ぎになっています。
WHO(世界保健機構)の指摘で人体に有害とみなされるホウ素やフッ素が温泉の排水に含まれていることから除去を旅館に義務付ける法律が作られ、基準強化がこの7月から実施される。
基準をクリアするためには、一台3,4千万もする除去装置を旅館ごとに設置しなければ営業ができないということになってきた。
また、日本の旅館の大半は赤字の削減医四苦八苦しており、旅館の70%以上が家族のみの零細経営問いのが実情である。

どうしても、旅館のオヤジに憧れる。
温泉旅館が癒し文化の長たるものに見えてならない。





Posted by 三橋 at 02:08│Comments(0)
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