花粉と植林

三橋

2007年04月13日 23:07

≪日本的家屋≫
・木と紙で出来ているといわれる(屋根瓦に板葺もあった)
・耐久性の問題
・火災との戦い
≪明治から戦前までは、山持ち=金持ち≫
・30年伐採(小物材)・・・・・・・・・・1代で1回はある
・60年伐採(建設主用材)・・・・・・2代で1回はある
*伐採時に大金が入るため、後は植林と枝落としを繰り返した
≪日本産の材質≫
・地木は、地震等の災害に強いと言われている
・輸入木は、耐久性に欠くと言われている
*寒暖の差が強い年輪をつくり、弾性を生む
≪日本の林業の変容≫
・戦後日本の経済成長が地木の時代から輸入木の時代とさせた
・戦後日本の林業人口が一番減ったものの一つのなっている
戦後の所得倍層政策、個人年収の増加が伐採コストを上げ、他同様に木材輸入を促進することになる。何代かに1回、自分の山の地木を伐採して家一軒を丸々作ることを習慣とする地域があった。
≪花粉症の増加の一因≫
・杉材の伐採が減り、実を付ける大木が増えた
・地面の舗装部分の割合が増え花粉の地中浸透が減る
・他
*人間自身の抵抗力が弱まってきている。食べ物の影響があるかも?
久ぶりに伐採後の風景を見る
・懐かしい風景である
・機械化が伐採木の運搬を変えていた
*切り出し用のワイヤーやロープウェーは使わず、ジグザグ斜面道路を作り車両を利用して大量に  一般道に下ろす。
【写真1】4、5年前に切り出した後

【写真2】数年前に切り出した後

【写真3】最近切り出した後

【写真4】北上側両岸は植林された杉が伐採期を迎えている。花粉と今後の木材事情を考慮した、新植林がされているようである。

≪石巻市から気仙沼市にかけての海岸線と北上川周辺間は、林業地帯を形成している≫